まちづくり会議

3月10・11日、令和4年度全国まちづくり委員長会議(第31回まちづくり会議)に出席。3年ぶりの東京での対面会議です。テーマは「歴史的環境の保全・活用と防災の両立を探る」。関東大震災から100年ということで、木造密集住宅地の谷中と千住の「まちあるき」からスタートしました。コロナも落ち着き、いい具合の人出で、じっくりと散策?してきました。夕焼だんだん、谷中銀座、路地など下町情緒は噂の通り。しかしなによりも一押しだったのが「朝倉彫塑館」です。彫塑家朝倉文夫氏(1883〜1964)の旧宅及びアトリエで、自身の設計により昭和10年(1935年)に竣工。彫刻はもとより、建物自体にその造形感覚が活かされており、ちょっと圧倒されました。野菜を育てたという屋上庭園は日本で最も早い時期のもの。建物は国登録有形文化財、庭園、敷地全体が国指定名勝とのことです。写真、屋上から除く人影は氏の作品「砲丸」。コンクリート黒壁の外観と内部の造りが対照的です。街中で見つけた思わぬ逸品。これがあるから「まちあるき」は面白いですね。そんな訳で初日からクタクタの2日間の会議。帰り際にはイタリア文化会館での「ガエ・アウレンティ」(オルセー美術館の改修も手がけた)の作品展も鑑賞。大変充実の?東京出張となりました。追記:ところでこの2日間の不在中に雪が全部溶けたのがなによりもうれしい!

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